一般社団法人 日本建築協会 ARCHITECTURAL ASSOCIATION OF JAPAN

主催:(一社)日本建築協会京都支部、共催:(公社)日本建築家協会近畿支部京都地域会
令和2年度 セミナー第1回
「歴史的建築物の活用と改修 -その職能とデザインを考える-」

令和2年度 セミナー第1回
「歴史的建築物の活用と改修 -その職能とデザインを考える-」延期のお知らせ

9月25日に開催を予定しておりましたセミナーは、新型コロナウイルス感染者数の増加に伴い、参加者および関係者のみなさまの安全面を考慮した結果、誠に残念ではありますが、延期することにいたしました。
改めてセミナーを開催する際は、対面のみならずリモート(Web)での参加もできるよう検討し開催いたします。

コロナ禍により延期になっておりましたが、再度の設定をいたしました。

阪神淡路大震災後の2001年より兵庫県から始まったヘリテージマネジャーの養成は、本年で全国47都道府県中、43に及び講座修了生4500人に達する勢いです。笠原先生は京都工芸繊維大学に新設展開されている「建築都市保存再生学コース」において、研究・人材育成および今後の普及等に携わられています。欧州における歴史的建造物の修復・活用に関わる職能の実態や諸問題等を中心に、日本の今後の展開を視野に入れたお話等をしていただければと思います。

(文責 日本建築協会 京都支部長 長瀬 博一)

概要
近年、歴史的建築物の「活用」や「改修」、「リノベーション」などと呼ばれる事例が各地で増加している。文化財保護法も「保存」から「活用」に向けて大きく改正され2019年に施行した。しかし解体される歴史的建築物も数多く、フェイクのデザインによって歴史を「捏造」したものも少なくない。「改修」もオリジナルの歴史的価値を損ねたものが散見される。加えて、歴史的な価値を守るための制度や人材、職能、教育の環境も十分ではない。ヘリテージマネージャー制度が普及し、全国規模の人材育成ができつつあるが課題もある。歴史的建築物の活用や改修において、何が必要とされているのか。職能の問題とデザインの問題から考えてみたい。

日 時 2020年9月25日(金)
18:30~20:30(質疑含む)
定 員 20名(先着順)
講 師 笠原 一人(京都工芸繊維大学助教)
参加費 会員:1,000円(主催・共催 共)、
一般:1,500円、学生:500円
会 場 京都建設会館別館4階会議室
(京都市中京区押小路通柳馬場東入橘町641)
地図はこちら
最寄駅 地下鉄東西線「市役所前」駅より徒歩7分、
地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅より徒歩10分
申込方法 (1)講演会名「9/25セミナー」
(2)氏名
(3)勤務先または学校名
(4)当日連絡先
(5)E-mailアドレスまたはFAX番号
(6)会員・一般・学生の別
(7)CPD申請される方はID番号
上記項目を明記しFAXまたはメールで下記へお申し込みください。

新型コロナウイルス感染対策として、40人収容の会議室を20名の定員にて開催し、会場では消毒液をご用意していますのでご利用ください。また、セミナー当日は必ずマスクを着用して頂き、発熱・咳等の症状が見られる場合には、出席をご遠慮ください。

お申し込みはこちら

一般社団法人 日本建築協会 075-255-6077

申込先 一般社団法人 日本建築協会 京都支部事務局
TEL : 075-211-2857 FAX : 075-255-6077
E-mail:kyokai-kyotoshibu@kyoto-kenchikushikai.jp
ロームシアター京都(旧京都会館)

ロームシアター京都(旧京都会館)

京都市京セラ美術館

京都市京セラ美術館

大丸 心斎橋店

大丸 心斎橋店

(撮影:笠原一人)

■講師プロフィール
笠原 一人
京都工芸繊維大学助教、住宅遺産トラスト関西理事、DOCOMOMO Japan理事
1970年神戸市生まれ。1998年京都工芸繊維大学大学院博士課程修了。2010-11年オランダ・デルフト工科大学客員研究員。専攻は近代建築史、建築保存再生論。共編著に『建築と都市の保存再生デザイン』(鹿島出版会)、『建築家 浦辺鎮太郎の仕事』(学芸出版社)ほか。共著に『関西のモダニズム建築』(淡交社)、『村野藤吾の住宅デザイン』(国書刊行会)、『村野藤吾の建築』(青幻舎)ほか。

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