主催:一般社団法人日本建築協会
後援:(公社)日本建築士会連合会、(一社)日本建築士事務所協会連合会、(一社)日本建築学会、(公社)日本建築家協会片岡安賞(日本建築協会論考コンクール)
第6回 募集要項
⽇本建築協会は創⽴100周年を機に、独⾃の事業として、いわゆる学術論⽂とは⼀線を画す「論考」コンクールをスタートさせ、今年で第6回を迎えます。第4、5回コンクールでは海外や建築以外の分野からも多数の応募がありました。今回もチャレンジ精神あふれる果敢な応募を広く期待しています。
募集テーマ
「ジェンダー平等」が変える建築の未来像
2015年9⽉の国連サミットで、SDGs(持続可能な開発⽬標)が全会⼀致で採択されました。その⽬標5「ジェンダー平等の達成」では、あらゆるレベルの意思決定における⼥性の参画と、平等なリーダーシップの機会確保などが謳われています。ところが、2021年3⽉に「世界経済フォーラム」が発表したジェンダーギャップ指数2021で、⽇本は156か国中120位という驚きの結果が発表されました。
「ジェンダー平等」意識の⾼まりは、従来の価値観を超えた多元論的な意識への変⾰を促しています。⽇本の郊外ニュータウンは専業主婦の存在が前提とされていたのではないかとの指摘や、これまでの組織の意思決定プロセスのありかたへの問いかけといった近年の動きは、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏⾒)に基づく「ジェンダー格差」に対する社会的関⼼の⾼まりを⽰しているようにも思えます。これは、ジェンダー格差の壁を取り除くことで、⽇本の建築や都市が⼤きく変⾰するチャンスととらえることもできます。
「ジェンダー平等の達成」が拓く未来に向けて、建築の分野はどのような形で貢献できるのか。建築関係者のみならず、テーマに関⼼がある⽅々からの多数の応募を期待しています。
審査について
審査委員会 | 審査委員長 | 髙田光雄(京都美術工芸大学教授、京都大学名誉教授) |
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審査委員 | 倉方俊輔(大阪公立大学教授) 弘本由香里(⼤阪ガスネットワーク エネルギー・文化研究所特任研究員) |
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審査方法 |
・全審査委員により一次審査を行う。 ・⼀次審査により選出された論考を対象に、オンラインによる公開プレゼンテーションを開催する。その後最終審査を⾏い、「片岡安賞」を決定する。(「片岡安賞」は該当なしの場合もある) |
応募について
応募条件 |
・投稿料は無料とする。 ・応募者の国籍、年齢、所属は問わない。 ・応募論考は単著、共著を問わない。 ・応募論考は未発表のものに限る。 ・使用言語は日本語に限る。 ・質問は受け付けない。 ・受賞者は本会会員になることとする。 ※募集を締め切りました |
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著作権・版権 |
・著作権は応募者に帰属する。 ・ただし本会にかかわる出版・印刷においては、一般社団法人日本建築協会が自由に使用することができるものとする。 |
執筆要領 |
・文字数は6,000字程度とする。 ・必要事項を記⼊した応募⽤紙とともに担当窓⼝へメール送付もしくはA4サイズに印刷したものを郵送する。なお、応募⽤紙は本会ホームページからダウンロードする。 ・電⼦データにて提出する場合、⽂書作成ソフトWord(Microsoft社)もしくはそれに類するもので原稿を作成する。添付画像は解像度300dpi以上とし、合計10MB以上になる場合は分割して送信すること。 |
発表と表彰 |
・受賞論考の論題と著者名を会誌『建築と社会』2023年5月号にて発表し、全文を6月号に掲載する。 ・同6月の本会総会にて表彰し、受賞論考著者には賞状及び副賞を贈る。 |
提出先 |
一般社団法人日本建築協会
〒540-6591 |
スケジュール
2022年 | 6月 | 募集要項公開 |
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10月31日 | 応募締切(消印有効、電子投稿の場合23時50分) | |
11月~2023年1月初旬 | 一次審査 | |
2023年 | 3月初中旬 | オンラインによる公開プレゼンテーション ・最終審査 |
5月 | 受賞論考・著者名発表(『建築と社会』2023年5月号) | |
6月 | ・論考本文を会誌『建築と社会』2023年6月号に掲載 ・表彰式(一般社団法人日本建築協会定時総会) |
※なお後日受賞論考に基づく講演会・討論会を開催することがある。