ごあいさつ
会長就任ごあいさつ
このたび、指田前会長のあとを継ぎ、一般社団法人日本建築協会の会長にご推挙いただきました米井寛です。100年を超える歴史をもち、数多くの先輩方の活躍の場でもあった日本建築協会の会長職を務めることはたいへん光栄でありますが、同時にその重責に身の引き締まる思いです。会員の方々にとって有意義な団体になること、そして建築界全体のさらなる発展を目指して精励してまいりますので、皆さまにはご指導ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
本協会は、来年(2027年)3月に創立110周年を迎えます。大正6年(1917年)の創立以来、関西を中心とする主に民間の建築技術者たちの交流の場、いわば建築サロンとして機能してきましたが、活動の目的は一貫して「建築を通じて社会に貢献する」ことにありました。この理念を堅持しつつ、年齢においても職種においても様々な人が集う「会員構成の多様性」という強みを生かして、110周年の先を見据えた取り組みを進めてまいります。
①多世代に開かれた活動プラットフォーム
本協会の会員の年齢は、30代から70代までがバランスよく構成されていることに特長がありますが、特に、建築を学びつつ成長していく過程にある若手・中堅世代の活動の場づくりに注力します。すでに、「青年技術者顕彰」、「U-35委員会」といった制度や組織は用意されていますが、さらに、学生を含む若年層に向けた、それぞれの成長に資する研鑽、顕彰、交流、活動などの機会を創出します。
②多領域にわたる人材・知見の連携
会員の専門領域や所属先は多様であり、職種や立場を超えてともに建築と社会に向き合う活動が行われています。特に大学等に所属する研究者が多いことも特長ですが、さらに「教育に資する団体正会員」を募るとともに、「アカデミーの力」を背景にした事業企画や社会提言を積極的に行います。
③活動エリアの拡大
東海、京都、中国各支部の活性化と、本部・支部間、支部相互の情報交流の促進を図るとともに、首都圏においては、「会員の集いin東京」を継続開催し、将来の東京支部開設も視野に入れた取り組みを行います。
④会員増強と財政基盤の健全化
会員数の維持拡大が、本協会が存続し成長するための生命線です。「魅力のある協会活動」が入会勧誘の要諦と理解しつつ、様々な入会機会を設けます。また、改善の兆しが見え始めた会誌収支の安定化、契約約款販売の促進などにより財政基盤の健全化に努めます。
最後に、来年3月の創立110周年を機に、記念事業を実施することを予定しています。本協会のこれまでを振り返りながら、これからのあり方を見通す取り組みです。詳細が固まれば公表しますので、皆さまのご参加をお待ちいたします。



