一般社団法人 日本建築協会 ARCHITECTURAL ASSOCIATION OF JAPAN

第6回学生のための現場見学会「第二弾 平城宮跡歴史公園第一次大極殿院南門復原整備工事」-素屋根の曳家

第6回学生のための現場見学会
「平城宮跡歴史公園第一次大極殿院南門復元整備工事」 開催中止のお知らせ

9月22日(水)に予定しておりました第6回学生のための現場見学会は、新型コロナウイルス感染症の終息が見通せず、緊急事態宣言の再延長であることから、参加者のみなさまの安全を最優先に考え、やむなく一旦中止することといたしました。
既にお申し込みをされた方を始め、関係各方面にはご迷惑をおかけすることになりますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
なお第6回学生のための現場見学会は、新型コロナウイルス感染症の今後の状況を見て、できるだけ早い時期に再開したいと考えております。
今回参加申し込みいただいたみなさまへは、改めてご案内をさせていただきますので、その折はぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。

当事業は、国営平城宮跡歴史公園第一次大極殿院建造物復原整備計画に基づき、奈良時代前期に現存していた第一次大極殿院の建築物を復原整備するものです。
平城宮跡一帯には、文化庁により往時の建築物が数棟、既に復原整備されています。これらに引き続き、国土交通省により第一次大極殿院の建築物群を復原整備することで、正殿(既設)を中心に回廊で取り囲まれた空間が実大で再現され、見学者に古代宮城空間を体験してもらうことで、その理解をより深めてもらうことが可能となります。
このためには、建築物の形態や規模などは厳正な復原が必要であり、材料・工法に関しても可能な限り往時の再現が望ましいとされています。今回の当建物南門復原工事は、上記の『復原原案』の内容を踏まえたうえで、様々な制約条件(遺構の保護、材料の入手や工法の再現が困難なもの、関係法令順守による制約など)を精査し、現代において実現可能な『復原整備案』として設計した成果を施工しているものです。

南門復原整備工事の仕上工事が概ね完了し、南門を覆っておりました素屋根を、令和3年9月1日から曳家(スライド)する予定です。
その様子を今回、見学していただけます。

素屋根の規模は東西方向49.4m、南北方向43.4m、高さ30.0mで、面積としては2,143m2になります。
素屋根鉄骨重量の合計は、約665tで、油圧ジャッキ(能力30t) 6台を用いて東の方向へ41.5m移動します。

なお、曳家が完了すると今度は南門の東側で東楼復原工事の素屋根として使用されます。

日 時 2021年9月22日(水)
13:30~15:30(予定)
講 師 清水建設ご担当者様ほか
所在地 平城宮跡歴史公園(奈良市佐紀町地先)
最寄駅 近鉄大和西大寺駅南口から徒歩20分、近鉄奈良駅・JR奈良駅西口から路線バス学園前駅行きにて「朱雀門ひろば前」下車
またはぐるっとバス朱雀門ひろばターミナル下車
集 合 現地(詳細は参加証に記載)
定 員 15名(先着順)
参加費 500円(保険代)
申込方法 (1)催し名「南門復原整備工事」
(2)学校名・学部・学科
(3)学生氏名(ふりがな)・学年
(4)引率者 職名・氏名(ふりがな)
 ※学生のみの場合不要
(5)参加証送付先住所
(6)連絡先電話番号・E-mail
上記を明記しFAXかE-mail、下記フォームにてお申し込みください。

FAXでのお申し込みはこちら

一般社団法人 日本建築協会 06-6946-6984

申込先 一般社団法人 日本建築協会
TEL : 06-6946-6981 FAX : 06-6946-6984
E-mail:jigyoka@aaj.or.jp(担当:内山)
締切日 2021年9月13日(月)
※ただし定員になり次第、締め切らせていただきます。
曳家工程前の南門・素屋根

曳家工程前の南門・素屋根

西側より曳家方向の東に向かって撮影

西側より曳家方向の東に向かって撮影

【概要】

建築主 国土交通省近畿地方整備局建政部
発注者 国土交通省近畿地方整備局営繕部
復原検討 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
復原設計 公益財団法人文化財建造物保存技術協会
施工 清水建設㈱関西支店
工期 2017年11月20日~
2022年3月18日
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