一般社団法人 日本建築協会 ARCHITECTURAL ASSOCIATION OF JAPAN

この見学会は、建築CPD情報提供制度認定プログラム申請中です。(2単位)(仮称)吹田市立スタジアム見学会

万博記念公園内に建設中の(仮称)吹田市立スタジアムは、Jリーグ「ガンバ大阪」の新ホームグラウンドとなる、4万人収容、国際大会対応のサッカー専用スタジアムです。
サッカー界、関西財界とガンバ大阪によって構成される募金団体が主体となり、「みんなの寄付金でつくるスタジアム」という他に例のないプロジェクトを推進しています。法人・個人からの募金と助成金をもとに建物を完成させた後、それを吹田市に寄贈、ガンバ大阪が指定管理者として運営していくスキームとなります。
ヨーロッパのスタジアムを参照し、ピッチとの最短距離が7mとなる3層構成の観客席により臨場感あふれる観戦環境を目指しました。その中段には、2000ものバルコニーシートを有する日本最大級のVIPフロアがあり、企業間交流など多目的な利用が想定されています。
すべての席を覆う屋根は、「3Dトラス」と名付けた、たて・よこ・ななめの架構に支持されます。スパンを最小化することに加え、柱頂部に免震装置を組み込むことで鉄骨重量を従来より約40%軽量化することに成功しました。構造と意匠が融合したその形態は、選手たちが肩を組むイメージを想起させるようデザインしたものです。
天然芝のベストコンディションを保つために、屋根全体を可能な限り低く抑え、南側にはガラスを採用するなど、日照に配慮しています。また芝の光合成促進を目的として、観客席下の通風口からフィールドに風が届く仕組みを設けました。
エコスタジアムとして、全体を無駄なくコンパクトにつくることを基本に、LEDグラウンド照明、0.5MWの太陽光発電などの設備も採用しました。工事に際しては基礎まで含めた躯体のPCa化を実施し、省CO2化を図るとともに、深刻化する作業員不足に対応する省人化・省力化工法を実現しています。

(大平 滋彦・浜谷 朋之╱竹中工務店)

日 時 2015年10月24日(土)
14:00~16:00(予定) 受付 13:30~
※終了しました
講 師 大平 滋彦 氏・浜谷 朋之 氏(竹中工務店)
集 合 現地(参加証に地図記載)
最寄駅 大阪モノレール:万博記念公園駅
定 員 40名╱会員優先・先着順
参加費 会員:1,000円╱一般:2,000円╱学生:500円
申込方法 10月5日(月)までに
FAXまたは下記フォームよりお申し込みください。
(1) 催し名「(仮称)吹田市立スタジアム見学会」
(2) 氏名
(3) 会員・一般・学生の別
(4) 職場名または学校名
(5) 参加証送付先住所
(6) 連絡先電話番号
(7) CPDを申請される方は、申請先の団体名とID番号を明記
申込先 一般社団法人 日本建築協会
〒540-6591
大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル7F
TEL : 06-6946-6981 FAX : 06-6946-6984
jigyoka@aaj.or.jp(担当:内山)
(仮称)吹田市立スタジアム
所在地 吹田市千里万博公園
建築主 スタジアム建設募金団体
設計 株式会社竹中工務店
施工 株式会社竹中工務店
敷地面積 約90,000m²
建築面積 約25,000m²
延べ面積 約66,000m²
構造規模 RC造、S造、地上6階
高さ 40m
竣工 2015年9月
建物用途 観覧場(サッカースタジアム)
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