一般社団法人 日本建築協会 ARCHITECTURAL ASSOCIATION OF JAPAN

会長就任ごあいさつ

新しい地平へ一歩踏み出します

このたび、香西会長のあとを引き継ぎ、新しく一般社団法人日本建築協会の会長に推挙されました設楽貞樹です。100年の栄光ある歴史を背負った団体の会長職の重責を担うにはあまりにも荷が勝ちすぎるという思いが日ごと実感とともに胸に迫ってまいります。

実は、設楽と建築協会のご縁は深いものがあります。私の祖父から父そして私と、三世代にわたって協会にお世話になっておりますので、私の会長職はその総仕上げと自分なりに位置づけ、協会の発展のために粉骨砕身する覚悟です。

さていよいよ協会の101年目がスタートしました。100周年記念事業のテーマは、協会の誇るべき歴史に思いを馳せるとともに、次の新しい100年に向けて力強く一歩を踏み出すという気持ちを込めて「新しい地平へ」といたしましたことは、皆様ご記憶いただいていることと存じます。まさに今「新しい地平へ」一歩を踏み出すときです。

協会は発足以来、『建築を通じ広く社会に貢献する』ことを目指して活動してきました。101年目の今、その意義を改めて見直しつつ、新しい気持ちで、その第一歩を記すこととなります。もちろん活動の機軸である『建築と社会』誌の発行や、各事業・各委員会活動については、なお一層の充実をはかりながら継続していきます。と同時に、次世代を担う人材の発掘と育成、さらには活動のプラットホーム作りが今後の協会活動のために大切と位置づけ、力を入れてまいります。4月からすでにいくつかの新企画を立ち上げ、新たなチャレンジを始めています。その一端を下記に紹介します。

  • 〇 片岡安賞(論考コンクール);当協会101年目の節目を迎えるにあたり、発足当時に見られたような優れた論考の発表の場を再び提供すべく、創設者の名を冠し片岡安賞と名づけて広く論考を募る企画です。
  • 〇 (仮称)次世代委員会;若い世代の活動のプラットホームを提供する(仮称)次世代委員会を発足させます。すでに活発に活動している35歳以下の若手のU-35委員会の自主企画に加え、そのやや上の世代にも別の活動母体を立ち上げてもらい、年齢層も活動内容も、より広範に展開していくことを期待しています。
  • 〇 その他、協会以外の活動との連携;当協会の会員構成の間口の広さを活かして、他団体の活動にも可能な範囲で連携・ネットワークを模索して活動のリンケージを広げ、当協会の存在感を増していきたいと考えています。たとえば建築学会賞を受賞したイベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル」との連携を模索します。

建築界は今大きな転換点を迎えています。社会からの要請も多様でかつ重いものになっています。そのような時代の趨勢にあって、建築に携わる者の充実感や喜び、あるいは問題意識を、所属を越えて共有できる場が協会であり、その活動でありたいと思っています。新しい地平にしっかりと踏み出していろんなことにチャレンジしていきます。建築を生業とするすべての方々には、一人でも多くわれわれの協会活動に参加していただき、一緒に、小さな一歩を大いなる一歩にしていこうではありませんか。

月面の足跡

写真は、人類史上初めて記された月面の足跡(1969年アポロ11号ニール・アームストロング船長)。彼は「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である」という言葉を残している。

会長 設楽 貞樹

会長
設楽 貞樹

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