一般社団法人 日本建築協会 ARCHITECTURAL ASSOCIATION OF JAPAN

会長ごあいさつ

1917年(大正6年)に設立された日本建築協会は、戦争や戦後の混乱期、高度成長、バブル経済、少子高齢化など大きな社会変革の中で大正、昭和、平成とそれぞれの時代に健康で文化的なまちづくりの役割を1世紀にわたり果たし続け、お陰さまで100周年を迎えることができました。創立記念日の3月30日に開催した記念式典並びに記念講演、祝賀会、パネルディスカッションでは、多くの会員をはじめ関係者にご出席いだだき、盛会のうちに終えることができました。厚くお礼申し上げます。

現代はグローバルで多様性の時代です。多発する自然災害とその復興、持続可能な地球環境の維持、歴史や文化遺産の再評価と活用など様々な社会の要請に対して、私たち建築人は応えてゆかなければなりません。こうした今、さまざまな職能の会員の集う本協会の社会的役割が改めて見いだせるものと考えています。

協会の中心事業である「建築と社会」誌の発行をはじめ、従来から実施してきた事業については引き続き取り組むとともに、見直しや内容を充実してまいります。そして、次の100年に向け斬新な企画を提案、実行し社会の要請に応えていきます。特に、次世代を担う人材の発掘・育成が重要であり喫緊の課題と位置付け、若い研究者の発言の場の提供等を強化し記念事業のテーマである「新しい地平」を目指してまいります。

「新しい地平」は、1世紀にわたる協会の歴史が歩んできた道のりに思いを馳せ、次の世代へと引き継がれる一歩をしっかりと踏み出すという意味を込めて名付けました。皆様にはこれからもお力添えをいただきますようお願いします。

建築は、人々の生活を豊かにするのに貢献してきました。個人の生命や財産を守り、環境を形成し文化の発展に寄与してきた「建築」の重要性をアピールする活動は建築をつくる側の義務です。創立以来「建築を通じて広く社会に貢献する」ことを目指してきた日本建築協会は、過去の集大成だけでなく、将来に残せるもの、次代に引き継ぐものは何か、智恵と技術を結集し今後とも社会に貢献してまいります。皆様のさらなるご支援、ご鞭撻をお願いいたします。

会長 香西 喜八郎

会長
香西 喜八郎

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