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(通常非公開)第34回茶室見学会 大徳寺「忘筌」(重要文化財)
■大徳寺 狐篷庵「忘筌」
狐篷庵(こほうあん)は、臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の境内の西端に位置し、「狐篷」とは「一艘の苫舟」の意で春屋宗圓から授かった号です。その茶室の「忘筌」とは、「魚を得て筌を忘る」という意味で禅の悟りの境地と結び付けられています。
狐篷庵は、慶長7(1612)年に黒田長政が創建した塔頭で、小堀遠州が庵を建立し、その後、現地に移築しましたが、寛政5(1793)年の火災により焼失しました。その後、松江藩主松平治郷が古図に基づき忠実に再現されましたので、小堀遠州好みの茶室といわれています。
遠州は、茶の湯を完成した千利休の侘びの草庵茶室に対し「武家の茶法」を茶の湯に取り入れ、書院造の構えで茶室を完成させたといわれています。茶室は、9畳に1間床がつき、3畳の相伴席が設けられております。座敷の外には、広縁、落縁があり、縁先に中敷居を設け、上を明かり障子、下を吹き放しとし、にじり口に変わる席入り口としています。この吹き離しは「舟入の構成」とも称され、露地を眺める際の額縁となっています。
茶室は、重要文化財に指定された特色のある歴史的な遺構です。
今回も中村昌生先生のお話を聞きながら晩秋の古都で、茶の湯の境地をお楽しみ下さい。
(寺西興一)
日 時 | 終了しました 2017年11月11日(土) 13:00~16:00(予定) |
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講 師 | 中村昌生氏 京都工芸繊維大学名誉教授 |
見学先 | 大徳寺 狐篷庵「忘筌」 (京都市北区紫野大徳寺町66) 地図はこちら |
集 合 | 現地(詳細は参加証に掲載) |
最寄駅 | 京都市営地下鉄「北大路」下車 徒歩約25分 京都市営バス「船岡山」下車 徒歩約5分/「佛教大学前」下車 徒歩約2分 |
定 員 | 35名(個人会員最優先) ※申込多数の場合は先着順 |
参加費 | 会員4,000円 一般6,000円 学生 各半額 (期日までに指定口座へ前納) |
締 切 | 11月1日(水) ※ただし定員に達し次第締切 |
申込方法 |
下記フォームまたはFAXでお申し込みください。 (1) 催し名「茶室見学会」 (2) 氏名(フリガナ) (3) 会員・一般・学生の別 (4) 職場名または学校名 (5) 参加証送付先住所と郵便番号 (6) 当日連絡先電話番号 受付が完了いたしましたら事務局より参加費の振込先をご連絡させていただきます。 入金確認後、参加証を郵送いたします。 |
FAXでのお申し込みはこちら 一般社団法人 日本建築協会 06-6946-6984 |
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申込先 | 一般社団法人 日本建築協会 〒540-6591 大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル7F TEL : 06-6946-6981 FAX : 06-6946-6984 jigyoka@aaj.or.jp(担当:内山) |