日本建築協会90周年記念事業 記念シンポジウム 「”近代建築力” 再発見!」

独自の建築文化を形成してきた関西の近代建築の歩みを振り返るとともに、近年盛んになってきた近代建築を活かした企画事例を紹介し、様々な可能性を秘めた「近代建築力」による都市づくりの可能性について探っていきたい。

日 時 2007年330日(金)16:25〜18:25

会 場 地下鉄「天満橋」 OMMビル20階「東天紅」
大阪市中央区大手前1-7-31
TEL:06-6944-1015
定 員 150名

<基調講演>「関西の近代建築を支えた人々」
坂本勝比古(神戸芸術工科大学名誉教授)
関西の近代建築は関東に対する対立軸として華々しい発展を遂げてきた。それはこの地が我が国資本主義興隆期に、商工業の中心として位置付けられてきたからに他ならない。その中核としての日本建築協会の誕生があり、これを支えた人々の活動は、まさにこの国の近代建築のドラマチックな展開を可能とした大きな要因の一つとなっている。これからの日本建築協会のさらなる飛躍への一助とすべく、関西における建築史家の重鎮として、その90年の歩みを振り返り、その足跡に光を当てて語っていただく。
 
<パネルディスカッション>
発信-1
「建築を社会に開いていくー近代建築から学ぶ活動を通じて」
松隈 章 <竹中工務店大阪本店設計部>
阪神大震災以降に松隈氏がかかわった「武田五一・芝川邸実測調査」「関西のモダニズム建築20選展企画・実施」「共同企画:近代建築は関西がおもしろい!見学・講演会企画・実施」「ドコモモ100選展in大阪の企画・実施」などの紹介を通じて、「近代建築から学ぶこと」「建築を文化として残していくこと」「建築を社会に開いていくこと」などについて「設計者」そして「キュレーター」「企画者」といった視点から語っていただく。

発信-2
「大阪まち文化を支える近代建築の可能性」
栗本智代 <大阪ガスエネルギー・文化研究所>
近代建築物の維持保存の一環として、特に大阪では、名々の建築様式や雰囲気を大切にしながら、現代的な視点で、カフェやレストラン、ショップなど、開かれた「場」が数々創られ、大阪の活性化に大きく貢献している。こうした事例を紹介しながら、今日の都市文化の一翼を担う「近代建築力」を語っていただく。
 
●ディスカッション
テーマ 「都市づくりに活かす”近代建築力”」
パネリスト 坂本勝比古・栗本智代・松隈章
司 会 佐野吉彦(日本建築協会会長)
坂本勝比古 氏 1949年−神戸工業専門学校建築科卒業
1949年−神戸市復興局建築課勤務
●イタリア政府給費生としてローマへ留学後、千葉大学、神戸芸術工科大学教授を歴任。
坂本勝比古 氏
 
栗本智代 氏 1988年−奈良女子大学家政学部卒業
1988年−大阪ガス鞄社
1991年−大阪ガスエネルギー・文化研究所
●現在、大阪の個性や魅力を探求し、まち歩きコースや観光ルート開発に取り組む。
栗本智代 氏
 
松隈 章 氏 1980年−北海道大学工学部建築工学科卒業
1980年−竹中工務店入社
●現在、大阪本店設計部勤務。「関西のモダニズム建築20選展」企画の一人として活躍。
松隈 章 氏
 
佐野吉彦 1981年−東京理科大学大学院工学研究所(建築学専攻)修了
1981年−竹中工務店入社
●現在、安井建築設計事務所代表取締役社長。日本建築協会会長。
司会/佐野吉彦